妻かくまう義母に殺意 大阪・発砲男 重体男性も死亡(産経新聞)
大阪府羽曳野(はびきの)市の居酒屋で12日、男が猟銃のライフルを発砲し3人を殺害した事件で、自殺した大阪市環境局職員、杉浦泰久容疑者(49)の妻(48)が昨年10月ごろから別居し、殺害された母親の元羽曳野市議、田中美子さん(66)により藤井寺市のマンションにかくまわれていたことが13日、親族らへの取材で分かった。
[フォト]発砲3人殺害、自殺の大阪市職員は妻に暴力「迷彩服の“変人”」
府警などによると、杉浦容疑者は居酒屋を経営していた妻と離婚や子供の親権をめぐりトラブル。妻に暴力を繰り返し、田中さんは「別れさせなあかん」と何度も口にしていたという。府警は、妻を遠ざけようとする田中さんに殺意を抱き事件を起こした可能性があるとみて、杉浦容疑者を被疑者死亡のまま殺人容疑などで書類送検する方針。
府警の調べによると、事件の約2時間前、店先で妻と口論になり電飾を壊して引き揚げたが、泥酔状態で迷彩服に着替え再び現れて発砲した。田中さんと店のアルバイト従業員、福井達也さん(23)が死亡、店の大家の上原浩人さん(49)も13日未明に死亡した。
杉浦容疑者は平成4年に狩猟免許を取得し、ライフル銃2丁、散弾銃3丁を所持。獲物の肉を近所におすそ分けする一方、怒ると「撃ったろか」とすごんだという。羽曳野署は猟銃所持の許可を更新した昨年6月、ドメスティックバイオレンス(DV)や飲酒などで問題がないか妻や上司らから聞き取りしたが、妻らから「問題ない」との回答を得たため更新していた。
事件を通報した近くの無職男性(66)によると、現場の店内では3人が血だらけで倒れ、田中さんは左胸を、上原さんは腹部を撃たれていた。上原さんは意識があり、「何も悪いことをしてないのに。死ぬんや、悔しいな」と息絶え絶えに話したという。
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